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確定拠出年金の安全性

確定拠出年金には、加入者が運用指図を出す先である「運営管理機関」、それとは別に加入者の資産管理だけを担う「資産管理機関」、そして運営管理機関が扱う投資信託などの商品の販売元である「商品提供機関」の3つが関係してきます。

例えば筆者自身は、スルガ銀行で外国株式型の投資信託「MSCIコクサイ」を中心に確定拠出年金を運用しています。この場合、運営管理機関はスルガ銀行、商品提供機関はMSCIコクサイを販売しているモルガンスタンレー証券、資産管理機関はMSCIコクサイの信託銀行である中央三井アセット信託銀行となります。

確定拠出年金(401k)の預け入れ資産は、各金融機関が破綻しても大丈夫な仕組みが取られています。

1.運営管理機関(例:スルガ銀行)が破綻した場合

加入者が運営管理機関を変更することになるが、今まで預け入れ〜運用されていたお金には影響が無い(運営管理機関はあくまで「代理店」に過ぎない)

2.運用商品の販売会社(例:モルガンスタンレー)が破綻した場合

投資信託の運用金は、信託銀行などの第三者機関に分割されている(投信法第2条により)。例えばモルガンスタンレーが経営破たんして会社が清算されても、同証券の投資信託を購入している投資家の資金が、会社の清算資金に回されることは無い。

3.信託銀行(例:中央三井アセット信託銀行)が破綻した場合

信託銀行では、預り金(信託財産)を自社資産と明確に「分別管理」することが法律上義務付けられており、信託銀行が破綻した場合でも、その債権者が信託財産を差し押さることはできない。

4.国民年金基金が破綻した場合

国民年金基金は一応独立した機関だが、実際には厚生労働省と社会保険庁の管轄下で国の法制度のもとで運営されており、事実上の国営機関である。したがって日本国が破綻しない限り安全である。万が一破綻しても、上記のような仕組み上、加入者の掛け金が民間の金融機関で運用されているので、財産が没収されることなど考えられない。

・・・というふうに確定拠出年金には何重ものセーフティーネットが張られており、どう転んでも加入者の資産は守られるように出来ています。



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