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楽天証券の個人型確定拠出年金(DC)

楽天証券が2016年9月より、個人向け確定拠出年金のサービスを開始しました。2017年から確定拠出年金の加入条件が緩和され、現役世代なら誰でも加入できるようになる事に対するアクションですね。

ネット証券で最大手の座を争うSBI証券は、昔から確定拠出年金を扱っていましたが、ようやく楽天も追いついた形です。しかし、取扱商品のラインナップは低コストで優れた投資信託が多く、個人型確定拠出年金の最有力候補に急浮上してきたと言えます。

楽天証券の個人型401Kの主なラインナップ一覧(2016年時点)
分類 名称 信託報酬 信託財産留保額
外国株 たわらノーロード 先進国株式 0.243% なし
外国債券 たわらノーロード 先進国債券 0.216% なし
日本株 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.205% なし
日本債券 たわらノーロード 国内債券 0.162% なし
新興国株 インデックスファンド海外新興国株式 0.594% なし
新興国債券 インデックスファンド海外新興国債券 0.562% なし
国内REIT 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.281% なし
海外REIT 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.302% なし
商品 SS・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) 0.886% なし
バランス 三菱UFJ DCバランス・イノベーション 0.648% なし
バランス セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.72% 0.1%
定期預金 みずほDC定期預金(1年) なし なし

日本・先進国・新興国の株式と債券を、全て低コストなインデックスファンドで揃えており、しかも各ファンドとも信託財産留保額(解約手数料)も掛からないようです。確定拠出年金は性質上、必ずインデックス投資になります。そしてインデックス投資は、コストが最も低くなる事がベストな方法ですから、楽天証券はまさに最強の金融機関と言えます。

また口座残高が10万円以上になると、年間の口座維持手数料も無料になるという面も優れています(※注)。従って、トータルコストで見ても個人型確定拠出年金で最強です。

現状(2016年秋時点)では、特にデメリットは見当たりません。あえて探すとすれば、ライバルであるSBI証券がコモディティ(商品)ファンドを扱っているのに対して、楽天証券のそれは「金(ゴールド)」だけに投資するファンドしか無い点です。しかしコモディティは株式や債券と違って、それ自体が収益や金利を生む存在ではないので、別に投資する必要は無い存在なので、仮にラインナップに無くても弱点とは言えないです。

これから確定拠出年金を始める人は勿論、別の金融機関で既に運用を行っている人も、移管手続きをお勧めしたい金融機関です。

※注;国民年金基金連合会と信託銀行への手数料はゼロになりません。従って実質の口座維持手数料は、月額156円=年間1872円が最低でも必要になります。



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