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野村證券の個人型確定拠出年金(DC)

2013年より日本最大の証券会社=野村證券も個人型確定拠出年金(401k・DC)のサービスを強化し始めたようです。それまでは岩手銀行など、他社の個人型DCに商品(投資信託)を提供するのみに留まっていましたが、自社で直接サービスを始めた格好です。

野村證券でメインとなる確定拠出年金のファンドは、岩手銀行や琉球銀行に提供していた「野村DC」シリーズが中心です。これらのファンドはコスト(信託報酬)が日本で最も安いクラスであり、長期運用となる確定拠出年金では最適な商品だと言えます。

野村證券の個人型401Kプランの主なラインナップ一覧
分類 名称 信託報酬 信託財産留保額
外国株 野村DC外国株式インデックスファンド 0.231% なし
外国債券 野村DC外国債券インデックスファンド 0.221% なし
日本株 野村DC国内株式インデックスファンド 0.2% なし
日本債券 野村DC国内債券インデックスファンド 0.168% なし
新興国株 野村新興国株式インデックスファンド 0.6% なし
新興国債 野村新興国債券インデックスファンド 0.6% なし
国内REIT 野村J-REITファンド 1.0% 0.3%
海外REIT 野村世界REITインデックスファンド 0.57% なし
バランス マイストーリー、マイバランスなど数種類 0.6%など なし
定期預金 セブン銀行DC専用定期預金(5年)
みずほDC定期預金(1年)、など
なし なし
MMF 野村MMF(確定拠出年金向け) 極微量 なし

資産運用のコアになるファンド(株や債券のインデックスファンド)は岩手銀行(と琉球銀行)と全く同じです。それ以外の部分で若干違いがありますが(※注1)、基本は岩手銀行と同じラインナップと考えて良いでしょう。そして野村證券の方が、年間の固定費(口座管理手数料)が5952円と、岩手銀行より500円ほど安いようです。

野村證券は通常の口座では株式売買手数料を1万円以上取るなど、ネット証券全盛時代に未だに殿様営業を続けているなど、時代錯誤なイメージが強いですね。また「資産が1億円以下の客はゴミだ」と社内で言っている(※注2)など、庶民投資家を相手にしない事で知られています。そんな野村が、なぜ今になって個人型確定拠出年金に本腰を入れ始めたのか、深意を図りかねます。

とはいえ、個人型確定拠出年金としてはコストが最安値を争う金融機関となりますから、口座開設の候補の一つと考えるべきですね。「野村なんかで口座作ったら営業電話が五月蠅いのでは?」という質問も頂きましたが、心配しなくても彼らは我々のような貧乏人は相手にしないでしょう。金持ち投資家からたんまり手数料を頂くという、野村證券の本質は変わりそうにないですから。 低コストな確定拠出年金だけを利用させて頂けばよいでしょう。

※注1;唯一の大きな違いとして、岩手銀行に提供しているはずの「野村世界好配当株投信」は、野村證券の確定拠出年金ラインナップには入っていません・・・謎ですね。
※注2; あくまでネット上での噂で、真偽は不明。だか野村證券の殿様気質からして、ゴミ呼ばわりしていても不思議じゃないと思われる。



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