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ジョンソン&ジョンソンの売上高や株価指標(2012年)

ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州に本社を置く、世界的な医薬品・医療機器メーカーです。ニューヨークダウ平均株価の構成銘柄30社にも採用されています。

年間の総売上高は、2012年度で約670億ドルとなっています。部門別の売上高比率を見ると、大衆薬や消費者向けの製品と、医療用医薬品(医師の処方が必要な薬)、医療機器の3部門がバランス良く構成されています。

 
ジョンソン&ジョンソンのP/L(損益計算書)
 

ジョンソン&ジョンソンは、医療機器ではGEやシーメンスを抑え、世界最大の売上を誇ります。また製薬部門でも、世界トップ10に入る規模です(⇒世界の医薬品企業の売上高ランキング)。地域別売上高でも、中南米やアジア・アフリカなどの新興国での売上も3割近くあり、この割合は年々伸びている傾向です。

消費者向け製品も数多く展開しており、例えばコンタクトレンズのアキュビュー、禁煙補助薬のニコレット、絆創膏のバンドエイド、うがい薬のリステリンなど、同社が保有している有名ブランドは数多く、日本でもお馴染みですね。

クレドの精神と配当金の連続増配が魅力

ジョンソン&ジョンソンは、社員の心構えを説いた「Our Credo(アワ・クレド)」を中心とした企業運営によって、世界中から賞賛を浴びる素晴らしい企業風土を築き上げたことでも有名です。アメリカの投資情報誌・バロンズが同社を「世界で最も尊敬される企業」として2008年、2009年と連続1位にランクしました。

また、ジョンソン&ジョンソンは2013年第一四半期までに、51年連続で増配、つまり配当金を増やしています。大抵の期間で配当利回りも高いため、アメリカのディフェンシブ銘柄の代表格と言えるでしょう。

しかしながら、近年は業績も株価も低迷を続けています。その原因として、医薬品(処方薬)部門におけるジェネリック製品との価格競争の激化や、新薬開発のコスト増大が挙げられます。また品質管理の問題によるリコールも続発しており、クレド経営で築いた同社の信頼を損う事態も発生しています。

2011年のIR情報(アニュアルレポート等)では、処方薬部門の回復と品質管理の改善に注力することを明記しています。また、2012年4月にCEOに就任したアレックス・ゴースキー氏は、全社戦略に合わなくなった事業や、低成長を続ける事業のリストラに対して積極的な姿勢を示しています。

 



ジョンソン&ジョンソン会社概要

現在の株価

ジョンソン&ジョンソンの売上比率
ジョンソン&ジョンソンの事業別売上高割合
ジョンソン&ジョンソンの地域別売上高割合

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