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リライアンス・インダストリーズの売上高と事業戦略

リライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries Ltd)は、インドのムンバイに本社を置く、石油化学を中心としたエネルギー企業です。ボンベイ証券取引所(BSE)とインド国立証券取引所(NSE)、また英国のロンドン証券取引所に上場しています。

同社が属するリライアンス財閥(後述)は、タタ財閥と並ぶインドの2大財閥企業です。そしてリライアンス・インダストリーズは、インド最大の民間企業であり、フォーチュン誌のフォーチュン500、フォーブス誌のグローバル2000にランキングされた、インド初の民間企業でもあります。株式時価総額もインド最大で、インドの平均株価=SENSEX指数で10%を超える最大のウエイトを占めています。

インドの国全体の輸出総額でみても、実に14%をリライアンス・インダストリーズ1社による輸出が占めています。

 
リライアンス・インダストリーズのP/L(損益計算書)
 

リライアンス・インダストリーズが1958年に設立された際には繊維事業を主軸としていましたが、その後石油化学及びエネルギー分野に進出し、現在へと続く隆盛の礎を築きました。現在では、世界最大級の石油精製施設をインド国内で運営しています。また油田、ガス田探査にも巨額の投資を行い、新たな鉱床の発見にも力を入れています。

特にインド東海岸のクリシュナ・ゴダヴァリ(KG)海洋ガス田の発見はインドの急増するエネルギー需要を背景に、その開発の進展に期待が集まっています。2012-13年時点でのクリシュナ・ゴダヴァリ・ガス田の開発運営においては技術上のトラブルから減産を招く事態となっていますが、イギリス石油大手BPとの提携によって事態打開を図っています。BP社の持つハイレベルな探鉱開発技術を導入する等、ガス田開発のテコ入れも行われています。さらに、2014年4月1日から国内ガス価格を倍に引き上げるとのインド政府の決定を受け、リライアンス・インダストリーズはガス生産事業へのさらなる追加投資を行っています。

近年の同社は、リライアンス財閥の後押しを受けて、スーパーマーケット等を運営する小売事業の小会社を設立するなど多角化を進めています。すでにインド国内に1500店舗以上の小売店のネットワークを展開しています。

リライアンス財閥〜アンバニ兄弟の争乱の果てに

金融、通信やメディア事業などを展開するリライアンス・ADAGは、2005年にリライアンス・インダストリーズから分裂して立ち上がった企業グループです。創業者ディルバイ・アンバニの死後、遺された創業者の息子である兄ムケシュと弟アニルが、激しい対立をしたことが発端にありました。その後も事あるごとに、ムケシュとアニル兄弟は対立を繰り返しましたが、近年は和解へと進展し、巨大財閥グループとして連携の動きも見られるようになりました。なお、リライアンス・インダストリーズの筆頭株主である兄ムケシュは、同社株の成長により、世界長者番付のトップ10に入るほどの大富豪となっています。

2012-13年度のリライアンス・インダストリーズIR情報(アニュアルレポート等)では、石油精製・石油化学・探査の各部門の強化を目的に、向こう3年で260億ドル以上の投資を行うと発表しています。また、北米のシェールガス事業への投資も活発に進めています。

 



リライアンス・インダストリーズ概要

リライアンス・Iの現在の株価
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売上内訳
リライアンス・インダストリーズの事業別売上高グラフ
リライアンス・インダストリーズの地域別売上高

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